旅の相方みっちーがゲスト寄稿してくれました!
以下ご一読を!
3月上旬から約2週間かけて、相方の美優とアフリカ東部、コーヒー豆で有名のエチオピアに行ってきた。
アディスアベバの空港には深夜に到着。
税関には長蛇の列ができ、通過するのには数時間かかりそう。早速アフリカクオリティの洗礼を浴びたようだった。
ただ、日本でビザをとってこなかったので、係員に連れられて別のターミナルへ。20ドル払ってすぐに通過できた(こっちの方が早い)。深夜着でも到着ビザは取得可能。
荷物は無事届いていたが、同じ便にいた別のパッカーには届いていなかった。ここでもアフリカクオリティ。
アディスアベバの空港でホストのイェファトとヨナスと合流し、タクシーで(250ブル=約1200円)街中にある家へ。予想はしていたが、とにかく埃、埃、埃。
ランチで出てきたのは、エチオピア料理の代表格「インジュラ」と呼ばれるもの。
下に敷いてある薄い生地はスポンジ状で、ピザのような形態をしている。食べると少し酸っぱい味。それを炒めたものに塩コショウをかけたもの。これが本当においしい。
食に苦労せず、且つ生野菜をたくさん口にできたことは大きい。
インジュラは通常、そのままでてきて、上に野菜、各種ソース、スパゲッティ、豆etc…と色んなものをとにかく組み合わせて食べる。
食は、このインジュラとスパゲッティの2パターンしかないと言い切っても過言ではない。
エチオピアの人間は、温かい。けれど、「お金が絡まない時は」、という条件付きだ。エチオピア人にとっては、日本人=お金持ち、エチオピア人=基本貧しい。当たり前に日本人がお金を出すべきor分け与えるべき、という思考回路ができあがっているようだった。
現地の人は、とにかく怒鳴り合い、そして揉める。一通りやり合って、そしてよくわからないが、合意し、打ち解ける。さっぱりして良いのだが、言葉もわからない僕たちにはなんだかどうも変な感じ。
高額なツアー参加を避けたく、ホストの友人ヨナスを頼ってダロルへ向かった。
が、結果的に費やした金額は、ツアー料金と変わらない。加えて余計なストレスと恐怖を被った。後から後から、これは○○代だから払わなければならない、と止めどない追加請求。終いには、俺に払え、とホスト友人ヨナスが言い出す始末。
数日間に渡って仲良く打ち解けたと思っていたのだが、少し残念。
それでもダナキル砂漠に広がるダロルは絶景。地球上で最も暑い地域というだけあり、車に入る風は熱風。水が本当に貴重に感じられた。
先日別の友人とアメリカ・グランドキャニオンに行ってきたが、今回のエチオピア渡航は苦労もあり、それを遥か上回る感動があった。多くのバックパッカーから「一番良かったスポット」として名が挙がるだけのことはある。
エチオピアを旅して、彼らは目の前のことをみて、感情的になり、毎日を生き抜いていることを感じた。そして、先のことばかり見据えて、今日を生きる我々がいる。後者を否定的にみていたが、違う。それは国民としての強さであり、その結果今の日本があるように思えた。
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以上、相方みっちーのゲスト寄稿でした!
上にもある通り、ツアーが嫌で自力でダナキル低地まで行くことにしたのですが、エチオピアを旅するのなら絶対にツアーにすべき。
ツアー嫌いなパッカーの気持ちは分かるが、どうせ後で請求されるなら、先に全部払ってしまった方が断然気持ちがいい。
せめて時間があったら、と思うが、卒業旅行なので無限に時間が使える訳でもなく。
まだ学生の私たちは、お金に余裕がある訳でもない。時間かお金、どちらかが無限にあればもう少し落ち着いた旅ができたのになあ、って思う。
今回エチオピアに行ったのは、エルタアレ活火山を見るためだった。大地溝帯が通るエチオピアでは、火口部から内部の溶岩を見下ろすことができる。
これを満点の星空の下、それから朝焼けの光と一緒に見ることがエチオピアに来た最大の目的。
だが、ここでも「時間」「金」という壁にぶつかり、エルタアレへ行くのは叶わず。
エルタアレに行くには政府からの許可も必要で、政府に保障されたツアーに参加するのが不可欠らしい。
ツアーは1000ドル。
車一台分の値段なので大勢いる方が得なのだが、護衛を4人乗せるスペースはとっておかなければならない。
というわけで、私たちはダナキル低地を2日間でまわることに。
以下、ツアーなしでアディスアベバからダナキル低地まで行くのに掛かった費用。
・アディスアベバ〜メケレ(ミニバス)880ブル/一人(荷物込み)
・メケレ〜ダロル レンタカー2日間 8000ブル/一台
・途中の村で払う通行料 400ブル
・ダロルのキャンプサイト 60ブル/ベッド一台
(本当はここに滞在するのに460ブル必要。私たちは本当にお金がなかったのでまけてもらった)
・キャンプ地〜ダナキル低地までの護衛兵+現地ガイド 1500ブル
・運転手への謝礼 600ブル
これらに加え、同行者の交通費と食費、ホテル滞在費も支払った。ツアーで行くのも高いが、結局は同じ額がかかる。金と労力をとられるだけなので、私たちのように「自力で行こう」だなんて決して考えない方がいいと思います…
ここまで文句ばかりだけれども、お金と時間さえあればエチオピアは旅行するのに最高の国。
ダナキル低地へ行く前夜は、キャンプ地で一泊。買っておいたインスタント麺を自前のバーナーで自炊。こんなチンケなラーメンも、疲れた後に食べると御馳走に感じられる。
夜は満点の星空の下で眠る。昼間は絶えられないほど暑いが、夜は涼しい風が吹いて心地良い。虫もほとんどいないからマラリアなど気にする心配もないし、ハエに起こされることもない。
ダナキル低地では、黄色に染まった硫黄泉と、油を含んだ赤い湖、塩でできた大渓谷、そして真っ白な塩湖の4カ所を見て回った。どれも自然が作り出した大絶景。お金のことも、むさ苦しい暑さも、移動による疲労も、全て忘れさせてくれる。
硫黄泉に行くまでは岩石を少し登る。標高はすでにマイナスなので、いくら登っても息が切れることはない。
とても自然の色とは思えない程、鮮やかな黄色で染まる硫黄泉。ボコボコと硫黄が湧き出る音がしていた。
すぐ目の前にはエリトリア国境。
かつてエリトリアとエチオピアは戦争していたこともあり、ここは武装した護衛兵がいないと立ち入ることのできない地域だ。
赤く染まる油の湖。
肌にいいと言われて思わず両手で触ってしまったが、ベタベタするので注意(油だから当然だけど…)。
塩でできた渓谷。
塩湖。周りでは職人さんたちが塩を採取していて、採れた塩をラクダやロバの背に積んでいた。辺り一面、白!塩湖から吹く風は少し冷たくて気持ちがいい。
移動中はラクダとロバの大群が移動する真横を何度も通った。ラクダやロバの足を引いてしまうのでは、と何度ヒヤヒヤしたことか…
ちょっと市街を離れれば、木の枝で組み立てた民家がポツポツと並ぶ。
移動中はとにかく暑いので、風通しの良い服を着て、なるべく直射日光を避けていたほうがいいかも。
移動中は軽く熱中症になった。
買い溜めておいた水も、数時間車内に置いておけばぬるま湯になってしまう。
6時間ほどの移動を終えてから飲んだコーラは極上の贅沢品に思えたくらい。
これまで旅を一人でしてきた私にとって、誰かと海外を旅するってのは初めての経験。
ちょっとトイレに行きたいときとかに荷物を見ていてもらえるのは本当に楽。
でも何より、感情を共感し合えるのがいいよね。
男と一緒か女と一緒かでも大きな差はあると思うけど、男と一緒にいると安心感は全然違うね。
一緒にいたエチオピア人はかなりのチャラ男で、一瞬でも目を離せばそこらの女の子をナンパしていたほどのやり手(彼はエチオピアで「モテる顔」らしく、ナンパした女は90%の確立で落ちていた)。
一方、色気のない私は彼の眼中にはなかったようだが、それでも一応女ですから(-_-)。油断は禁物です。
ちなみに、エチオピアの女性はめちゃくちゃ美人です。
スタイルもいいし、顔立ちがくっきりしていて女の私でも見とれてしまったほど。
エチオピアの第一印象が次から次へと目の前を通り過ぎる美女だった。
男同士で旅するのならエチオピアはかなりお勧め^^
少しシャイなエチオピアの女性が日本人に興味を示すかどうかは分からないけれど…