2012年5月19日

母国語


 
毎朝、カーテンを開けて目の前に見える山々を見て、今日も美しいなあ、と感じつつ朝ご飯食べています。

不思議なことに、どんなに曇った日でも山頂までくっきり見える。
40007000m級の山々が連なる。
毎日同じ山を見ているのに、ずっと見ていても飽きない。
雪をかぶった高い山がはるか向こうまで続く。

夜は満点の星空。標高が1500mくらいあるから空が近い。
その下で飲むコニャック(ウイスキー+ブドウって感じ?)は・・もう言うことないね♪

この前、The Times of Central Asiaの創業者でもあるFiacconi社長と会ってきた。
メールを送ったときは、まさか社長に会えるとは思ってなかったのだけど、朝の30分だけなら時間とれるから私が会うよ、との返事をもらえ、緊張しながらもオフィスへ向かった。

彼はイタリア出身。約30前にキルギスへ移住。
ヨーロッパと東アジア(中国、日本など)に挟まれた中央アジアは、世界から見たら少し隠れた存在にあり、まだ未発達な部分が多い。
中央アジアに来る外国人は、ロシア語をわからないとニュースも新聞も理解できない。世界との距離を縮め、中央アジアをより発展させたいと考え、1999年に設立したとのだとか。

社長はもう大分いい歳なのだけど、指二本使ってパソコンのキーボードを打っていた。

考えてみたら、ここに滞在するのもあと残すとこ1ヶ月半。あっという間だ。やり残すことないように、もっと動かねば。

先日、日本とアメリカ2カ国の国籍を持つパッカーと会った。
日本とアメリカを客観的に見てきた人なので話していてなかなか面白かった。だが彼は「母国語」が英語なのか日本語なのか分からないらしい。

ビシュケクではロシア系もキルギス系も大体の人がロシア語を話す。
キルギス語を話すのは年配のキルギス人くらい。
大学に入ってから初めてキルギス語を習う生徒たちも多い。

ここはキルギスという国なのにキルギス語を話せないなんて何だか不思議だ・・・と思ったけど、考えてみたら世界中そんな国ばかりだなあと。

きっとキルギスの若者にとってはロシア語を話せた方が将来的にも可能性が広がるんだろうなあと思う。
銀行や通信会社、テレビ局なんかは大体がロシアの会社。
貿易や投資先もやはり旧ソ連の国向けが多いからロシア語が必須になる。 海外でロシア語の先生として働くことも出来る。

514日から614日までの1ヶ月間、ビシュケク市全土お湯が使えない(!)
最初これを知らなくて、シャワーを15分くらい出し続け、まだお湯が出ない・・と焦っていた。

最近は毎日心の準備をしてから、水シャワーを浴びています。
お湯を沸かしてバケツに入れてみるものの、きりがないのでほぼ冷水を使うことになる。

来月までの辛抱だ・・。
1ヶ月もお湯が使えない首都なんてなかなかないぞ。


スイス、ドイツ、オランダ、フランス、イギリス、アメリカ、オーストラリア
こんなに小さくてあまり知られていないような国でも、色んな国から働きに来ている人がたくさんいる。
だいたいの人は、英語教師かNGOの職員。

街を歩いていると、「○○はどこですか?」「どのバスに乗ればいいか」など聞かれたり、「アンニョンハセヨ!」と挨拶されたことも。

まだ日本人に会ったことはないけれど(私が気付いてないだけかも知れないが)、日本人の経営するゲストハウスがあるそうなので一度のぞいてみようかと思います♪




こんなパブを見つけました^^

授業で扱うテキストはイギリス英語。中央アジアの国では、ほとんどがイギリス英語で習うそう。
イギリス英語の方が好きなのでこれは嬉しい。
アメリカ出身の先生はぶつぶつ文句を言っているが・・

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