2012年7月13日

ウズベキスタンからアフガニスタンへ


 
朝8時にウズベク側国境へ。
出国局へ行く前に、大きな門。8時半にパスポートチェックを済ませ、2,3キロ歩いて出国局へ。
途中馬に乗って出国局に向かう男性がいた。馬で国境越えなんてかっこよすぎるぜ。

出国局到着。まずはパスポートチェック。これは特に問題なし。いつものように「オースズキ!」と言われたくらい。

そして税関。申告書を書いて提出。
それから荷物チェック。ここで40分ほど取られた。

デイバック、バックパックの中身は全てチェック。小さなポケットやノートの中身、紙切れ一枚一枚まで全て。当然、カメラ、パソコン、携帯、HDDの写真や動画、音楽にメール、発着信履歴なども見られる。現地の人と撮った写真を見ては、「これは誰だ」と聞いてくる 。他にも、
・ポルノ動画はあるか。
・麻薬などの薬物を所持しているか。
・テロ組織に所属したことは?またはテロ組織に所属する友人はいるか。
・盗聴器や無線機など所持しているか。
など、笑ってしまうような質問責め。正露丸やバファリン、漢方などの薬を見つけては、匂いを嗅ぎ(正露丸のときの反応が少し面白かった)、これは何の薬かを一つ一つ説明させられる。

バックパックの中身を全て確認し終えたら、今度はボディーチェック。
別室に女性警官と入り、ポケットはもちろん、下着や靴下の中までチェック。そしてようやくウズベク出国。

ここからまた歩く。タクシーに勧誘されたが、ぼったくられるだろうし断る。
この道のりは正直かなりきつかった。私みたいな貧乏パッカーは歩けば良いが、そうでなければここはタクシー使った方がいいだろう。

とにかく暑いし長い。途中アムダリヤ川にまたがる橋を渡らなければならなく、銃を持った兵士たちがじろじろと見てくる。炎天下の中40分ほど歩き、ようやく入国局へ。

ここでヒジャブ(頭を隠すスカーフ)着用。
入国審査は意外にもあっさりと終了。ビザにスタンプを押してもらい、ついにアフガニスタン入国!

入国局を抜けたらホストのMasoodが待っていてくれた。
荷物を詰め込み、彼の車でMazer-e Sharifへ。

国境からMazerまでは広大な大地が続く。そこにいる人々はウズベキスタンの人と全く異なり、男性はターバンを、女性はブルカで全身を覆っている。
だが風景は特に変化もなく、ここは平和そのものだ。あちこち銃を持った警官や兵士がうろついているものの、何かが起きるような様子もなく、人々はみな活気に満ちあふれている。

たまにブルカで全身を覆った女性が通りすがる車に手を差し伸べてはお金を求める姿が見られる。みすぼらしい格好をした人が多い。
まだ慣れていなかったのもあり、車内にいてもカメラを出すのを渋ったほどだ。

40分ほど走り、Mazer-r Sharifに到着。Masoodの弟はゲストハウスを運営していて、私はそのゲストハウスにタダで泊めさせてもらえることに。
セキュリティもしっかりしていて、安全で過ごしやすい場所だ。

Masoodはアメリカ大使館で働くコンサルアシスタント。奥さんと子どもは今タシュケントにいる。
ちなみに彼もCouch Surfing(ホストファミリーを探すサイト)で見つけた。2,3ヶ月前にTIME MAGAZINEでも紹介されていたが、カウチサーフィン、アフガニスタンにも存在します!もちろん、女性は特にでホストを探す際慎重に選ぶ必要があるが、私の出会った人たちはみな細かなとこまで気遣ってもてなしてくれる。


 市内のブルーモスク。様式はウズベキスタンで見たモスクと似ている
この日は金曜日。イスラムの日曜日だ。多くの人がモスクを訪れている。



700 年前チンギスハン率いるモンゴル軍によって破壊された街、バルフ。なにもない。
今でもモスクの破片などがあちこちに散らばっている。


その日の夜はMasoodの友達の家でディナー。
ここに居る人、航空会社の社長さんとか、お偉いさんばかりです・・

0 件のコメント: