2013年2月9日

ナイジェリア・カノ




アブジャの次に向かうはカノ。

アブジャ市内のタクシー乗り場へ。カノまでは2550ナイラ。
ちいさなタクシーに4人客を乗せる。荷物代はとられない。

14時アブジャ出発。
お昼ご飯を食べるのを忘れていたので、信号待ちのときに売り子からバナナチップとリンゴを買う。
バナナチップ(プランテーンチップス)は日本で買う物よりめちゃくちゃ美味しい!

19時、カノのモーターパークに到着。
カノ在住唯一のカウチサーファー(ホスト)、ジュミー。
台湾出身の彼女はここで一人暮らししながら商社で働いている。

今まで日本人を6人家に招いたことがあるのだとか。

「カノは危険」といった印象がナイジェリア内でも強いが、
ジュミーに言わせればラゴスよりよっぽど安心して暮らせるという。

確かにたまに政府関係者が銃撃されたり、政府機関が爆撃されたりすることもあるが、
ここではラゴスで日常的に発生する強盗事件が滅多にないらしい。
どっちを危険と思うかは人それぞれだね。

外国人も意外に多い。中国人、レバノン人、イタリア人、ノルウェー人、イギリス人、スロベニア人・・ほんの数日いただけでもかなりの外国人に会った。
ここで生まれ育った人もいる。
レバノン人でもアラビア語が上手に話せない人が沢山。

先月19日、カノ州首長が車で移動中、オートバイの後部に乗った何者かから銃撃された。
同乗していた3人が彼をかばい、首長本人は助かったものの、彼を守った3人は殺されたようだ。

その後「オートバイを2人以上で乗ってはならない」という新しい法律がカノ州に公布される。

オートバイは市民にとって非常に重要度の高い移動手段。2人、3人、ときには4人オートバイに乗り、移動する。

8日朝、私がホスト宅でのんびりしている頃、今度は郊外のクリニックでポリオワクチンを接種しようとしていた女性9人が銃撃され殺された。


今回の犯人はKEKEと呼ばれる3輪オートバイから狙ったという。
今カノ市では「今度はKEKEまで禁止にするんじゃないか」と噂されている。

これを市民から奪ったら彼らの交通手段はバスとタクシーのみになり、多くの運転手が仕事を失うだろう・・。


まだ犯人がどの組織の人間かはっきりしていないが、
今犯行が疑われているJama’atu Ahlus-Sunna Lidda’Awati Wal Jihad
通称「ボコハラム」。

自分らを「ナイジェリアのタリバン」と呼び、ヨベ州カナマを拠点にナイジェリア北部で活動している。
ちなみにヨベ州のことはイラクと呼んでいるらしい。

彼らのネーミングセンスは結構好きだ(笑)。


ナイジェリアなうだけど、ホストが台湾人なので一緒にChinese New Yearを祝うことに!

ではでは、ドキドキのマイドゥグリに向かいます。

0 件のコメント: