2012年12月11日

モロッコ、ラバト




マドリードからモロッコの首都ラバト行きバスに乗る。バスとフェリー代全て込みで91ユーロ。ネットで予約すると96ユーロほどに値上がり。
22時にマドリードを出て、フェリー港Argecirasへ向かう。港へ着いたのは朝7時半ころ。チェックインを済ませ、フェリー搭乗。


フェリーから見る朝焼けが綺麗でした。

モロッコへの入国手続きはフェリーの中で、モロッコに到着するまでに済ませなければならない。入国カードに記入した後、列に並びパスポートにスタンプをもらう。滞在先の住所を書く欄があったが、分からない場合”HOTEL”とだけ書いておけば大丈夫。


さすがはモロッコ行きのフェリー。船内に礼拝所がある。

80歳くらいのおばあちゃんと仲良くなり、一緒に朝食をとる。
私はフランス語やアラビア語を話せないし、おばあちゃんも英語を話さない。
でも、どこに行くの?何するの?くらいの会話なら何とかなる。
ついでにアラビア語をいくつか教えてもらった^^

モロッコのTangerに着いたのは10時頃。時差は−1時間。
みな会う人「モロッコはヨーロッパみたいなもんだよ」と言っていたけれど、全然違うじゃないか!
人々、建物、道路、言葉、空気・・ヨーロッパのどの国とも違う。
イランやアフガニスタンが少し懐かしくなった。

やかましいバイクの音や車のクラクション、やたらでかい声で話す人たち、運転中にキレるバスやタクシーの運転手、ただ眺めているだけで面白い。

ラバト到着は14時半頃。予定より4時間も早く着いた。



とりあえずホストと待ち合わせ時間18時まで時間つぶそうとぶらぶら歩いていると、大きなデモが。女性の権利を訴えるデモ。女性をレイプした男たちを探し出して刑務所にぶちこめ!と訴えているらしい。


ラバトでは毎日のように何かしらのデモが中心部で行われている。
経済不況を訴えるもの、人権を訴えるもの、など目的はさまざま。

ヒジャブやアバヤを着ている人が多いが、その一方でミニスカートを履く女の子もいる。
国民のほとんどがイスラム教徒だが、特に厳しくはなく、
外国人はヒジャブを着用する必要はない。

ただもちろん公共の場でお酒を飲むことはできないし(いくつかお酒を置いているカフェはあるようだが)、男女間の関係も他のイスラム国と変わらない。

モロッコ人は大抵「観光客はフランス語をしゃべれる」と思っているようで、
どこへ行っても「フランス語は話せるか?」と聞かれた。
やっぱり勉強しておくんだった・・と後悔したが、
どうもフランス語の響きが好きになれないんだよなあ。
タクシーの運転手など、フランス語やアラビア語を話さないとぼったくろうとしてくるので注意。

物価が安いのは嬉しいね。
アフリカの中では高い方のようだが、それでもヨーロッパとは比べ物にならないくらい安い。外食しても200円以上払うことはまずない。

モロッコと言ったら紅茶。
お茶の消費国ランキングでは、モロッコがUAEに続いて2位らしい。
ただ気に入らないのが、カフェに行って紅茶を頼むと、何故かリプトンのティーバッグで渡される。
私が欲しいのは茶葉から飲むモロッコの甘い紅茶なのに!私の注文の仕方が悪いのか?


1 件のコメント:

履歴書バイブル さんのコメント...

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!