夜中3時、バックパックを背負いバトゥミの街を歩く。
酔っぱらった人たちがその辺でゲロを吐いている中、私は地図と睨めっこしながら西へ。
湖の近くまで来たところでヒッチハイクに成功。
40代後半くらいの夫婦に、トルコとの国境Sarpiまで乗せていってもらった。こんな時間でも意外とつかまるもんだ。
20分ほど走ったところで、国境に到着。礼を言いグルジア出国局へ。
パスポートに出国スタンプをもらい、少し歩いてトルコ入国局。
アルメニアのビザのページで一瞬手が止まっていたが、「ジャパーン!」と嬉しそうにスタンプを押してくれた。
入国局を出てトラブゾン側の方へ少し歩いていると、大型バスが近くを通ったのですかさず手を挙げる。窓を開けてくれたので「トラブゾン!」と叫ぶとOK
のサインが。走って車のドアへ向かい、バスに乗り込む。
グルジアとトルコの時差は1時間。約4時間走り、トルコ時間の朝7時半頃トラブゾンに到着。トラブゾンの街の入り口付近で下ろしてもらい、街の中心部に向かって歩く。
大通りに出たところでホストのBarisに電話。HALK BANK前で待っていたのだが、なかなか会えずそこで2時間待つ。彼は別のHALK BANKで私を待っていたようだ。
途中で彼の携帯電話の電池が切れてしまって連絡が取れず大変だったが、11時頃ようやく会うことができた。
彼の家に行きようやく屋根と布団のある場所で寝ることができ、体を休める。
彼は私と同じ22歳だが既に結婚していて、奥さんと両親と暮らしている。今彼の両親は休暇でイスタンブールにいるが、 友達も呼んで一緒に夕飯を作ったりと私を気遣って色々ともてなしてくれた。
イランの後、キリスト教国アルメニアとグルジアを旅し、そしてまたイスラム教の国へ戻ってきた。モスクから聞こえるアザーン(礼拝への呼びかけ)や、ヒジャブやアバヤを着た女性などがとても懐かしく感じられる。
トルコは国民の約9割がイスラム教徒。だが意外とヒジャブを着ている人は少なく、宗教熱心な人のみがヒジャブを着ている。
イランと違って強制はされていないから、ヒジャブを頭の半分辺りから着ける人などいない。
ヒジャブを着ている人は皆髪の毛もすっぽり隠している。でもヒジャブを着ていながら半袖のTシャツに足の見えるスカートを履いている人もたまに見かける。中途半端すぎるだろうと突っ込みたくなるが・・
宗教と関係があるのかどうかはっきりとは分からないが、イスラム教徒の人はゲストを大切にし、家に呼んでもてなすことが好きで、「うちにおいで」と誘ってくれるホストファミリーがたくさんいる。
だからといって、キリスト教徒が人をもてなすのが嫌いかって言ったらそういう訳でもないが、ただどうしても宗教と関連づけざるを得ないほどはっきりしている。
トラブゾンもまた黒海に面した小さな街。
ホストの家からも黒海が望める。気温は涼しく18〜25度くらい。
雨もよく降り、じめじめしていて、日本の夏を思い出す。
トラブゾンではあまり動きすぎず、少し体を休めることにします。
たまには休憩も必要だ。ここは涼しいから体を休めるのには丁度いい^^
気付いたら日本を出てから5ヶ月経っている。自分で一番すごいと思うのが日本を出てからまだ風邪を一回も引いていないこと!食あたりには何度かなったが。。この調子で残りも頑張ります。
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