2012年9月4日

黒海の街オルドゥ



トラブゾンでは特に観光といった観光はせず、のんびり過ごした。
基本曇っていて、たまに太陽が顔を覗かせたり、雨が降ったり。

他の国では通りすがる人によく中国人、カザフ人、ウズベク人に間違われたが、ここに来てようやく「日本人」と言われるようになった。

3日、Orduに行く友人がいるとのことで、便乗させてもらう。
2時間半ほど走り、Orduに到着。こちらのホストのMuhammedに電話し、無事市内で会うことができた。

Muhammedとレストランへ寄り、夕飯を食べる。
彼の義理の弟Mojtabaがちょうどそのレストランにいて一緒に食事。みんな「日本人が大好きだ」と言ってくれる。そう、とにかくトルコ人は日本が大好きです。

食後はゴンドラに乗り小さな山のてっぺんへ。Orduの街が見渡せる。紅茶を飲みながら日本の話や、これまでの旅の話をしたり、宗教について語り合ったり。

その後はMojtabaの家に行き、また宗教の話。イスラムに限らないが、宗教は深い。知れば知るほどまた新たな疑問が生まれる。日本に帰ったらコーランを買ってみよう。知りたいことが山ほどある。

宗教ってなんなんだろう、それを考えだすと本当に止まらなくなる。
私はプロテスタントだが、教会に通っている訳でもないし、毎日お祈りをする訳でもない。

ただアルメニアやグルジアの教会を訪れたときに、宗派は違うがなんだか家に帰ってきたような気持ちになった。
日本にいると宗教とはほぼ無縁の世界に入り込んでしまうが、海外に出ると宗教が身近な存在となる。
たった一つ、人生をかけて信じられるものがあるって実は幸せなことだなあと思う。

今まで色んな人と宗教について話したが、みんなちょっとずつ話すことが違う。
同じ宗教でも、当然人によって捉え方は違うし、その宗教のどこを信じるかは自由のようだ。
面白いことに、みんな決まって「きっとイスラム教について私とは別のことを言う人もいると思うけど、彼らの話をあまり信じちゃ駄目だよ」と言ってくる。
それじゃ結局誰も信じられない。笑

結局その日はMojtabaが私とMuhammedを泊めてくれることに。
私には彼の子供の部屋を貸してくれた。可愛い車のベッドでした。

翌日は一人Orduの街を歩く。
この街について何も知らなかったが、インフォメーションオフィスに行き地図をもらい、ぶらぶらとのんびり歩く。トラブゾンで見た黒海よりこっちの方が綺麗だ。

小さなマーケットに行ったり、少し山を登ってみたり。とにかくじめじめしていて暑い。日差しも強く、ヒジャブが欲しくなった。


その日の夜もまたMajtaba の家へ。彼の奥さん(Muhammedの妹)とその子供もこの日は帰ってきていて、みんなで夕ご飯。


これはトルココーヒーを使った占い。
トルココーヒーを飲み終わった後、カップを受け皿の上にひっくり返して5分待つ。5分後、カップを返すとカップの内側に模様が出来る。その模様で運勢を占う。

それから受け皿に残ったコーヒーを今度はカップに戻す。戻しきれなかった部分にもまた模様ができ、そこからもまた占えるのだそうだ。

私も友達にやってもらった。私は、
・近いうちに小指を怪我する
・車椅子に乗った人が人生のヒントをくれる
・金運があがる
らしい(笑)。

とりあえず車椅子の人を探そう。

トルコで美味しいコーヒーを楽しんだ後は是非占ってもらってください。

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