胃腸炎が治らぬまま、Ankara行きの夜行バスに乗る。
アンカラまでは70TL。約12時間という長い道のり。どういう訳か、日中のバスなら爆睡できるのに、夜行バスは全く眠くもならない。
ぽかぽかした日差しが眠気を誘ってくれていたのか・・。
iPhoneに入れてあるペルシア語レッスンを聞きながら眠くなるのを待つ。結局眠りについたのは朝5時頃。が、1時間しか眠れなかった。
アンカラのバス停はAnkaray(メトロ)の駅とくっついているので、そのままタクシーを使うことなく移動出来る。
さっそくメトロに乗り、ホストの仕事場の駅へと向かう。
ホストのSerdarと無事会え、彼の職場へ。彼は大学の教授で国際法学を教えている。なんと静岡県立大に6か月留学していたことも。
私の地元である静岡を知る外国人なんて今まで見たことがない。
トルコで今まで訪れた街と、アンカラの違いは「人にじろじろ見られないこと」だ。
アンカラは首都だけあってやっぱり外国人も多い。日本人や中国人も多いため、見慣れているのだろう。
東部、南部では何をするにもまわりにじろじろ見られていた。そこまで見なくてもいいじゃない、と言いたくなったくらい。
1日目はSerdarの家族のアパートで、二日目、三日目はイラン人の友達にお世話になった。イラン料理をごちそうしてもらい、ようやく胃腸炎が治った。
イラン料理はあまり油を使わないし、イランに1ヶ月いたからお腹が慣れていたのかな・・?
10日間も続いた腹痛から解放されて嬉しさのあまり泣きたくなりました。
携帯はこの時すでに期限切れ。
どうやらトルコは100TL払って登録しないと1週間以上使用できないらしい。
最初はiPhoneを使っていて、その後圏外になったのでNOKIAにSIMカードを移した。が、そのNOKIAまでもう切れてしまい、手元に使える携帯がない・・。
トルコに滞在するのも残り数日。ホストとの連絡に若干困るが、テレホンカードで我慢することに。
ここでビザ申請してイラク領クルディスタンに行こうと思ったが、航空券が500〜600ドルほどする。
バスだと片道120ドルほどで行けるが、正直またあの道のりをバスで戻るのもなあ、と。
ものすごく行きたいが今回は諦めよう。
帰国する前ヨルダンかカタールから飛ぶのも有りだな。
アルメニアで会ったイラン人も同じだが、イランから他国へ勉強しにきた学生たちは急に開花する。
日本では「高校デビュー」「大学デビュー」とかって言葉があるが、彼らの場合は「留学デビュー」か?
女の子達は当然ヒジャブを着用しないし、毎晩飲みに行っては自分のアパートに異性を連れて帰る。どれもイランではタブーだ。刑務所行きか、鞭打ち系か、石打ち刑ってところか。
ちなみに私のホストは大学院生で、朝から晩まで研究室にこもりミクロ工学の研究をしていた。何やら色々詳しく教えてくれたが、私はミクロ工学の知識などゼロなので彼らが何を言っているのか全く分からない・・。
アンカラでは特にこれと言って何もせず。
内陸というのもあって、夜は少し肌寒い。日中は暑いが、日が沈むと半袖ではいられなくなる。
英語の教師をしているトルコ人のBarishと会ったが、驚くほどに英語がしゃべれない。
本当に先生をしているのか、と疑ってしまうほどだった。
トルコは思ったより英語を流暢に話せる人が少ない。
留学していた人や個人的に英語を熱心に学んでいた人も結構いて彼らは大抵流暢に話せるが、学校教育だけで英語の勉強を終えてしまった人はほとんど片言だ。
日本に来る外人も日本人の英語の出来なさに驚くと言うが・・ただ日本人との違いは、トルコ人は例え話せなくても「自分は英語が出来る」とアピールすることだ。
カウチサーフィンのページで話せる言語の欄に”English(expert)”と書かれていても、会ってみると結局Google翻訳で話しかけてきたり。
まあここはトルコなので私がトルコ語を話さなくては。
旅をしていると色んな言語がごちゃまぜになってくるんだよね。3ヶ月キルギスにいた後はしばらくロシア語が消えなかった。
次に行くルーマニアではトルコ語が出てしまいそうだ。
1 件のコメント:
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
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