2012年10月6日

リヴィウ〜ポーランド


リヴィウでお世話になったVitaliyTaras
本人らも認めるアルコホリック。

ウクライナでは22時以降店でアルコールを買うことが出来ない。
数年前にアルコール中毒者を減らすために法律で定められたからだ。
だがいくつかの店ではこっそり売っていて、もちろん彼らは買える店を知り尽くしている。

私は基本2時くらいには寝ていたが、彼らは56時くらいまで飲んでいたらしい。
2人とも社会人なのに何て元気なんだ。


リヴィウは歴史の詰まった小さくて静かな街だった。
一人街を歩き、ちょこちょこ寄り道しては写真を撮り。
古い建物が多く、街並がそろっていて美しい。旧ソ連というよりヨーロッパの雰囲気の方が強い気がする。

これはウクライナの習慣なのか、「またね」の挨拶のときに口と口でキスをする。男女だろうが、女同士だろうが関係ない(男同士でキスしているのはまだ見たことないが)。
もちろん仲のいい友達の中だけだが、こんな国は初めてなので最初はびっくりした。


我々は政府に反対である、という標識。こんなの街の中に置いて大丈夫なのか?


地下にある反ロシアパブ。こんなに面白いパブは初めてだった。入り口では警察が立ち、ロシア人じゃないか確認するためのショットを飲まされる(もちろんこれはジョーク。ショットでさすがにロシア人かどうかなんて見分けられませんw)。

パブの中にも警察がうろうろ。
ウクライナ兵の写真や、ウクライナ軍の使用した銃や軍服が展示されている。
ロシア、という言葉をちょっとでも発すれば周りからじろっと見られることも。

途中でウクライナの伝統音楽を演奏してくれた。ここで飲んだハニービールはめちゃくちゃ美味しかったなあ。


6日の朝、リヴィウ駅から中型バスでポーランド国境の街Shahyniへ向かう。
11時発で23グリヴナ(230円ほど)。所要時間は約2時間。

Shahyniから徒歩で数百メートル歩いたとこに国境。大きなゲートがあるのでわかりやすい。
ポーランドはウクライナよりも物価が少し高いので、出国前に国境付近の店で必要なものを買っておくことをお勧めします。ウォッカとタバコを大量買いしていく人が多い。

ウクライナ出国。特に手間はかからない。
ここからまた200300mほど歩きポーランド入国局。

ここからはヨーロッパ・シェンゲン地域。入国局の前には長い列が。入り口はかなり狭いが、荷物の大きいパッカー用のドアもきちんと用意されている。

まさかだったが、アフガニスタンのビザを見た警察がまた例の質問をしてくる。
「武器やドラッグはあるか?」「友人にテロリストはいるか?」。

誰がこんな質問にYESと答えるんだよ、って毎回思うが仕方ない・・。

バックパックの中身を軽くチェックされたが、特に問題なく(問題のあるものなんて当然入ってないが笑)スタンプ押してもらい無事入国^^

ウクライナとポーランドの時差は1時間。ウクライナ時間で13時、ポーランド時間で12時だった。もうGMT+1。ずいぶんと西に来たもんだ。
入国後、また数百メートル歩いた場所にバス停がある。軽く昼食を食べ、マルシュルットカー(ミニバス)で駅へ。

Przemyśl 駅に着き、クラクフまでのチケットを購入。
運賃は42zt1000円ちょい)。17時発の列車だったのでそれまで周辺を歩き時間をつぶす。

列車は予定通り出発。が、途中で何やら問題が発生したようで1時間停車。
その後も少し走ってはまた止まり・・の繰り返し。やれやれ。

ようやくクラクフの駅Krakow Glownyに着いたのは23時。
ウクライナのSIMカードが使えず、ホストに連絡が取れない。

タクシー乗り場に行き、運転手に友達に電話して住所聞きたいから携帯電話貸してくれないか、とお願いし友達のPalmaに電話。すると「近くにいるから迎え行くよ!」と言ってくれたので結局そのタクシー使わず。運転手さん若干キレていたけど・・

今回のホストはイスタンブールで会ったPalma
イタリア出身だが今はクラクフで働いている。

クラクフ、アウシュビッツ編へつづく。

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