2012年8月14日

テヘラン



イスファハン最後の日、ホストの絨毯屋さんに寄ってからバス停へ。

この時間はVIPのバスしかなくて、贅沢にVIPバスで。それでも14000トマン(500円ほど)。

チケット買うときにきちんと名前を言ったのに、面倒だったのかチケットの名前の欄に「Mr. Tourist」と書かれた。
色々つっこみたいとこだが、もうバスに乗せてくれさえすれば何でもいいや。


近くに座っていた女の子たちがとにかく賑やか。みんな英語を少しだけ話せる。
「うちに泊まりにきて!」とも言ってくれた。とりあえずみんなずっと笑っていた。美人ばかり。


テヘランまでもやっぱり砂漠や荒れ地帯が続く。

なんと今回は予定より1時間早く到着!イスファハンからテヘランまで5時間で着けた。ホストのBehnamと会い、彼の家へ。

彼は双子の妹と2人暮らし。遅い夕飯を食べ、夜中3時くらいまでずっとしゃべってた。
彼は友達とバンド活動をしている。ジャンルはヘビメタ。
しかしイランではヘビメタは禁止されている。政府が「ヘビメタはサタンのもの」だと規制しているらしい。ちょっと笑っちゃうが。

だからそういった音楽が好きな人はこっそり小さなライブハウスでバレないようにバンド活動しているのだそう。
海外のポップやロックアーティストもイランでは規制されていてライブできない。
女性はたとえ外国人であっても肌を見せられないし、ロックバンドもステージ上で何しでかすか分からないから。

ちなみにクラシックやジャズなら規制外とのこと。

翌日、一人街に出てイラン市内をぶらぶら。
話に聞いていた通り、人が多くて忙しい街だ。
もちろん東京ほどではないけど、これまで訪れた市の中では一番大きい気がする。
そして大気汚染が半端ない。市の中心地は常に渋滞だし、ただ外に居るだけで喉がイガイガする。

友達のMohammadと市の北部に位置する山へ行ったのだが、そこから市を見渡すと街全体がなんだか濁っている。
天気は快晴なのに、空気が汚れているため遠くまで見えない。

人々の主な交通手段は車、または地下鉄。地下鉄は結構便利だ。女性専用車両もきちんとあるし、大体35分に一本は来る。


友人のKomeilと会い、古い写真屋さんへ。数十年前に撮られた写真が売られている。そこにラジオ局の取材が来ていて、インタビューされた。旅について、イランについて、その写真屋さんについてラジオで流れました!

ネットで聞けるらしいのだがアドレスを書いた紙を失くしてしまった・・。
見つけたらブログに載せておきます^^

次の日はまた別の友達Behzadの家に。彼の家にはドイツ出身のカップルAlexCatherineが泊まっている。
このカップルは音楽をテーマに中東・アジアを旅している。ギターを持ちながら。

ちょうどこの前日、Behzadの家で彼らが違法な音楽をダウンロードしてしまい、警察にばれてwifiを止められてしまったらしい。
幸いBehzadは逮捕されずに済んだが、そもそもイランでは外国人を家に泊めることも禁じられているので家宅捜索など来たらとんでもないことになる。

そんな中Behzadは、「日本人が来るのをずっと楽しみにしていたんだ」と招いてくれた。

イランではよくヨーロッパ出身のパッカーと会うが、彼らがイランビザを取るのは実はかなり難しい。
特にシェンゲン協定国出身の人はビザを取るまでに3,4ヶ月かかったらしい。
日本人の私はキルギスでたった2日で取れたのに。日本のパスポートは旅に強い。
旅をしていて何度も「日本人で良かった」と感じる。


イランで人気のポテトチップス。まずまずって。


ノンアルコール飲料。All drops in just one canの意味が分からない。

  
夜中までギャンブルを楽しむBehzadとその友達。私はルールが分からないのでディーラーに。



街中にある楽器屋さん。店のおじさんが演奏を披露してくれた。

新聞を買い求める人たち。一部20円ほど。

最後にこの一枚。
MAKE TEA NOT WAR


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