2012年8月28日

グルジアへ



26日、Ardalanにバス停まで送ってもらい、グルジア・トビリシ行きのマルシュルートカに乗る。
マルシュルートカの響き自体懐かしいが、これはミニバス。キルギスでも同じ呼び名でした。
グルジアまで8000ドラム(約20ドル)。16時に出発。


グルジア国境まではひたすら山道。途中湖が見えたり。のどかな田舎の道。

18時半頃、アルメニア出国局に到着。
パスポートを出し、スタンプをもらう。何もチェックされないことに未だにおかしいと感じてしまう。少し歩いて、グルジア入国。

入国局はかなり綺麗な建物。
今まで出入国局=汚くて怒声が飛び交う場所って感じだったのだが、ここは清潔で静かだ。本来こうあるべきなのよ。

またいつものように「オースズキ!」と言われ、入国スタンプを押してくれた。日本人はグルジアビザ必要無し。


無事グルジアに入り、また同じマルシュルートカに乗ってトビリシへ向かう。
車に乗っていても、教会の前を通れば乗客は自分の前で十字架を切る。

21時半頃トビリシのバス停に到着。
バスから降りた瞬間また「タクシー!タクシー!」とタクシーの運転手がやってくるが、私はバス停にあったメトロの駅へ向かい、ホストの家の最寄り駅Nazaladeviへ。

電車のカードが必要なのだけど、もちろん持っていない。
発行しにいこうとしていたら、綺麗なお姉さんが「いいから」と私の手を引き自分のカードで私を改札に通してくれた。お金は?と聞くとただ首を振って去っていってしまった。
惚れた。かっこ良すぎる。

重いバックパック背負ってメトロに乗る。小さな子供が車内に入ってきて何やら叫んでいる。お金を恵んでください、と言っているんだろう。数人がコインを差し出し、彼女に渡す。トビリシのメトロではこのような少女をよく見かける。

Nazaladeviの駅でホストのNanamzeと会い、彼女の家へ。彼女は40歳。この年で英語を話せるグルジア人は珍しいと思う。
彼女は常に誰かを家に泊めていて、彼女自身もよく一人で旅に出るらしい。


翌日は一人トビリシの街をぶらぶら。ここでは私はよくカザフ人かウズベク人と間違われる。トビリシには観光客が多い。特にイスラエル出身の人を良く見かける。
こんなにイスラエル人のいる国を今までに見たことがなかったが、彼らにとってグルジアは安い国で人気の観光地なんだとか。

私からすると、もちろん日本と比べたら安いが、日本を出てから旅した国の中ではグルジアの物価が一番高い。
街の中は十字架だらけ。教会もあちらこちらに。すれ違う人はほとんどグルジア人ではなく観光客。


グルジアビールARGO. さっぱりしていておいしい。

 ここでやっぱり一番話題に出るのは「ロシアグルジア戦争」。反ロシア姿勢はやはり強い。私はグルジア語が全く分からないのでロシア語でコミュニケーションをとっていたが、たまにロシア語を話していいか少し不安にもなったくらいだ。毎年ロシアは国境をグルジア側に100m200mと責めてきている、と。こんなポストカードも目にします。
 
 

グルジアはEUに加盟している。街の至る所でEUの旗を目にする。通貨はユーロではなく”Lari”. ここがEU圏だなんて変な感じ。


グルジアは街並みが整っていて美しい。色とりどりの可愛い家がぽつぽつと山の斜面に並び、頂上には決まって教会がある。十字架が街を見下ろし、人々を守っているかのように見える。

未だにアルメニア語とグルジア語の見分けがつかなくて、たまにアルメニアのコインを出してしまったり。どっちにしろ読めないのだが・・。


トビリシの住宅街。こういう道好きだなあ。

温泉もあります。日本を出てから初めて入った温泉。
れた体を癒し、風呂上がりにはビールとワイン。最高だね。

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