2012年7月9日

サマルカンド


タシュケントからサマルカンドへ向かうため、バス停へ。
バス停に着いた途端、タクシー運転手やバス運転手がやって来て私を囲む。
「スコルカ(いくら)?」と聞くと30(000)スム!20(000)スム!と。
これらは高いから却下。
大型バスの運転手のとこへ行き、値段を聞くと「12(000)スム(約4ドル)」と。これに決まり。荷物を乗せ、出発!

バスの中で17歳の男の子(Andrew)が英語で話しかけてきた。
日本出身だと言うと、「ボク ニホンゴ スコシ ハナセマス」と。アニメが好きで日本語を勉強し始めたのだとか。彼の友達(Sai)も一緒に、英語・ロシア語・日本語を交えて話しているとあっという間にサマルカンドへ到着。所要時間は5時間。

サマルカンドのバス停に着いて、ホストのOybekに電話。
タシュケントで会ったパッカーに紹介してもらったホストだ。
無事会うことが出き、彼の家へ。家に向かうタクシーの窓から外を眺めているだけで、この街が好きになった。
小さな街に約600年の歴史が詰まっている。タクシーの車内はウズベクソング。これがまた合うんだなあ。

Oybek お母さん、妹、妹の娘2人と一緒に、サマルカンドの郊外に住んでいる。
Oybekは今までにも何人か外国人を受け入れたことがあるので、彼の家族もみな少しだが英語をしゃべれる。

Oybekは英語教師。毎日生徒が家まで来て、彼の部屋や庭で授業。私も一度授業に先生として参加。


この日見た星空がめちゃくちゃ綺麗だったのを覚えています。
満点の星空の下、Oybekと夜中2時まで互いの国の政治について語り合っていました。

9日はバスで会ったAndrewがサマルカンド市内をガイドしてくれるというので、別の友達Timurも一緒にサマルカンドツアー。英語はそこまで流暢に話せないが、サマルカンドの歴史について一生懸命英語で説明してくれた。


「青の都」「シルクロードの中継地」とも称されるサマルカンド。
13世紀、サマルカンドはモンゴル軍によって徹底的に破壊された。その後14世紀、ティムールによって破壊された街の隣に建設された街がサマルカンド。ティムール帝国の中心地がここだ。

世界史で嫌々覚えた名前がたくさん出てくる。。
あの当時は訳分からなかったけど、こうしてその地を歩くともっと勉強しておけばと悔やまれる。


まるでアラジンの世界のようだ。神秘的で静かに時間が流れている。

街を歩いていると、5,6歳の子供が走って来て、後ろのバックパックにしがみつき、ジップを開けようとしてくる。親はその近くで座ってじっと見ている。
こんなに子供を「怖い」と感じたことはない。
一度振り切ってもしつこくついてくるし、相手が子供だから振飛ばすこともできない。

ほとんどの観光スポットは有料。ウズベク人は600スム(約25セント)、外国人は50008000スム払う。という訳で、Andrewが私の分もチケットを買ってくれたのだが、その後警察にチケットをチェックされてしまった。
別の部屋に連れて行かれ、10000スム払わされた。出身国を聞かれたので、日本だと答えると、日本語で自己紹介してきた。意外とフレンドリーだ。

内緒で3人タワーの上に連れて行ってあげると言う。他の人には絶対に言わないでくれ、と。AndrewTimurも行ったことがないので3人わくわくしながらついて行くと、入り口で「50ドルだ」と。
はああ?今度は、「じゃあ20ドル」。その後他の観光客にも同じことをしているのを見た。彼は各国の言葉を少しずつ覚え、外国人から金を奪おうとしている。10000スムも彼のポケットマネーになったんだろう。。

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