2012年7月23日

アフガニスタンからイランへ

ついにイランへ!
イランはこの旅の中で一番楽しみにしていた国の一つ。歴史、文化、自然、人々、イランのすべてに魅了されていた。

640分頃、へラットをタクシーで出発。
運転手は若い兄さんだったが全く英語をしゃべれない。私の乏しいペルシア語、それから目で会話。言葉は通じないけどめちゃくちゃイケメン。最高な旅だ。

私は助席に、後ろには2人の子供を連れた家族。お父さんが「ヒデトシナカタ!シュンスケナカムラ!」とサッカー選手の名前を挙げてくる。

何か一つでも、こうやって日本のことを知ってくれているとなぜかとても嬉しくなるね。


寝不足だったのでとりあえず仮眠。
国境までの道はほぼ何もなく、たまに古い住宅街がぽつぽつと。本当にここに人が住んでいるのかと疑ってしまうほど、 映画や物語の中で見るような泥と藁で造られた家々が並ぶ。

2時間ほど走りアフガン側国境へ。
最初の検問からは、くねくねとわざと通りにくく作られた道が数十メートル続き、出国局に辿り着く。両手の指紋をチェックされ、顔写真を撮られたあとパスポートチェック。

私のパスポートを見た一人の男性が眉間にしわを寄せる。別の人と何やらこそこそ話し、別室へ。なかなか戻ってこないので、別のタクシー使ったら?と職員に言われたが、あのイケメン運転手とイランまで行きたい!笑

まさか出国させてもらえないのかとヒヤヒヤしたが、「ミス・スズキ」と名前を呼ばれパスポートを無事返却してもらえた。
体中に冷や汗かいて、心臓はバクバクだったね。

出国時はなんと荷物チェック何もなし。いいの?ほんとにチェックしなくていいの?と言いたくなったくらいだ。

国境にあるアーチに“God Bless You”との文字が。ありがとう、アフガニスタン!卒業したら絶対帰ってくるよ。

少し車を走らせ、今度は入国局へ。 黒・赤・緑のアフガン国旗から、今度は緑・白・赤のイランの国旗に。
入国局に入った途端もう私の興奮は止まらない!
ついに念願のイラン!!!どんだけ待ち焦がれたことか!

ここでも荷物チェックなし。税関申告もなし。拍子抜けしてしまったわ。入国審査には若干時間がかかったが、職業や父親の名前などを聞かれたくらい。

と思ったら入国後5分ほど車を走らせたところで荷物チェック。
バックパックの中身は全て出された。なぜか要チェックとして別室に持って行かれたのが、ウズベキスタンで買った鳥の形のハサミと、アフガニスタンで拾った破壊されたモスクの破片。

出入国にかかった時間は2時間ほど。アフガニスタンとイランの時差は1時間。

ウズベキスタン、アフガニスタン、イラン、この3カ国ほぼ経度が変わらないのに、ウズベクがGMT+5、アフガンがGMT+4:30、イランがGMT+3:30

アフガニスタンの最西端はウズベクの最西端より東にあるのにもかかわらず、アフガンで時間が30分戻るのがどうしても理解できない。
ちなみにアフガン南東部に国境を接するパキスタンはGMT+5。これもまたおかしい。
時差ってどういう基準で決めているのだろう。


イランに入ると、あらゆる場所でこの写真を目にします。
彼の名はホメイニー。彼については後の記事にて詳しく書こうかと。

4,5時間ほど走り、マシュハドへ。へラートからここまで28ドル。USドルも使用可能です。運転手に頼んでホストの家まで送ってもらった。ありがとうイケメン!Tashakur!!

0 件のコメント: