新年年越しをトゥーバで過ごした後は、首都ダカールに戻りマリビザの申請。
ギニア、シエラレオネに最初は行く予定だったが、ビザ代が高く、
個人的にマリの方が魅力的だったのでセネガルからマリに向かうことに。
2日朝9時頃大使館に到着。
申請用紙を貰い、必要事項を記入。
全てフランス語で書かれていて全く分からなかったが、大使館の人が親切なので教えてくれる。
15日間の観光ビザで15000FCFA(2200円ほど)。あとは写真2枚。白黒も可。
ちなみに滞在先を書く欄もあるが、空欄でも特に問題無し。
電話で聞いた際は即日発行とのことだったが、翌日の15時に来いと言われた。
賄賂を払えばたぶん即日発行してくれるだろう。
大使館は大西洋沿岸のダカール大学近くにある。
この付近はなんだかヨーロッパのリゾート地のようだ。
フランス人も多い。大型デパートや日本食レストランも見かけた。
翌日予定通りビザGET!
まずはその日の夜にガンビアのバンジュルへ。
ダカールからバンジュルまでは朝・晩にタクシーやミニバスが出ている。
23時半にダカールのタクシー乗り場を出発。
国境まで7500F(1100円程)。高い・・。
セネガル側の国境には4時半に到着。簡単な質問と荷物チェック。バックパックの中身を簡単に見られた程度。
ここでお金を換金しておかないと、もうこの先はガンビアなのでFCFAは使えない。
その後はガンビアの国境。
ガンビアはイギリスの旧植民地。ここからは英語が通じる。
日本人はガンビアのビザを国境で取得出来る。
パスポートに7日間滞在のビザスタンプを押してもらう。
この国境の警察がなぜかやたらとフレンドリーで、次から次へと話をふってくる。
正直かなり面倒くさい。「友達が外で待ってるから急いでくれないか」と言ってもまだ話し続ける。
やっとのことでガンビア入国。
ここから別のタクシーで10分程走り、フェリー乗り場へ。
この港はセネガル国内の川沿いにあり、フェリーでまず大西洋に出て、ガンビアのバンジュル港へ向かう。
6時頃に港に到着。7時に門が開くまで待ち、開いた途端みなダッシュで10ダラス(20円)のチケットを買いに行き、フェリーに乗る。
ガンビア人、セネガル人、ヨーロッパ人も何人か見かけた。
まだ日が明ける前で辺りは真っ暗。そして寒い。
私はタクシーで同乗していたガンビア人とセネガル人と一緒にフェリー上のバスへ。
このバスでそのままフェリーを降りた後バンジュル市内へ向かう。
7時半にフェリーはセネガルを出発し、8時半にバンジュルの港へ到着。港に着くなりバスはバンジュル市内へ。
バンジュルでのホスト、モーリタニア人。モーリタニアで会った友人の家族だ。
ガンビアは緑が多く、街がさまざまな花の色でカラフルだ。
今の時期は乾燥しているけど、春から夏にかけて雨期があり、毎日のように雨が降るらしい。
ビーチでよく見かけたのが、50〜60歳くらいのヨーロッパ出身の女性と、若いガンビア人の男性。
彼女らがここへ来る理由はガンビア人を買春するため。
子供が大きくなって退屈になった女性たちがここへ来て、
若い男性たちにお金を払い、休暇を楽しむ。
最初、彼らがビーチでベタベタと寄り添っているのを見て「すげえ年の差カップルだなあ」と思っていたので、この事実を知ったとき正直鳥肌が立った。
男の子達は見た目もなかなかよく、彼女がいてもおかしくない年齢。
もちろん逆もいる。
年配のヨーロッパ人男性と若いガンビア人の女の子。
彼らは街でナンパした男性や女性を自分らのホテルに連れて行く。
これはガンビア人の友達が話してくれたことなのだけど、
彼が街でキョロキョロしながら困っていそうな外国人を見かけたので、”Can
I help you?”と聞いたそうだ。
するとその外国人は、”Do you know who
I am? I’m British.”と答えたらしい。
ガンビアがイギリスの植民地支配から独立してからもう50年ほど経つが、政治的にはまだ独立できていないと言う人は多い。
そしてガンビアに来るイギリス人の中にも、俺様気分で来る人は多いという。
これはガンビアだけでなく、アフリカ全ての国で言えるだろう。
そして不思議なことに、ガンビアには旧宗主国であるイギリスの大使館が存在しない。
ガンビアに駐在する大使館はアメリカ大使館のみで、あとは周辺他国のコンサルがいくつかあるのみ。
以前はイギリス大使館もあったようだが、ガーナに移転してしまったという。
イギリスへの移民を減らすためだろうか。都合が良すぎるぜ。
住宅街の中で音楽を演奏する若者たち。
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