バスが来なかったので1泊バス停近くのホテルで泊まることに。
翌日、8時にまたバス停へ。
・・待ち続けること5時間、やっぱり来ない。
おい、どういうことだ。
バス会社の人に尋ねると「19時に来る!」と。
8時に来るんじゃないのかよ!
このバスはバマコ発。
セグー経由でブルキナファソの首都ワガドウゴウへ向かう。
フランス軍による空爆の影響で国内移動も制限されているのか(フランス政府から現地のフランス人に対して「国内移動を避けるように」と勧告が出ていたよう)。
それか、いつものようにバスが遅れているのか、途中の荒れた道で転倒でもしたのか。
フランス語が話せれば!と何度も悔しくなる。
とりあえずバスが来るまで周辺散策したり、ホテルに戻って休ませてもらったり。
この日の前日からお腹も壊していたのでむしろバスが来なくて良かったかもしれない。
18時半ころ、ようやくバスが到着。
荷物を積み、セグーを出発。ところが、10分ほど走らせたところで早速検問。
パスポートを取られ、返してもらわぬうちにバス出発。
どうやらバスの運転手が預かっていたようで、再び私たちはセグーに戻り、市内の警察署へ。
警察署の建物の前には20〜30人の人が地べたに座っていた。
ここでみなIDチェックを受けないとセグーを出られないという。
さすがにいつもは賑やかいアフリカ人も、ここでは静かにじっと座っている。
写真を撮ろうと思いカメラを出したら警察に止められた。
辺りはすっかり暗くなり、あとどのくらいでここを出られるのかも分からぬまま、そこでひたすら待機。
バスがなかなか来なかったのはこのためだろうか。
バマコ市内を出るときもきっと彼らは同じようにIDチェックを受けていたのだろう・・。
1時間半ほど待たされた後、ようやく一人一人名前が呼ばれ、パスポートを返してもらう。
私は最後に呼ばれ、別室で面談。
自分の名前、生年月日、両親の名前、出身地、職業、現在の目的地など質問をされ、ようやくパスポートが自分のもとに。パスポートを手に取った瞬間ほっとするね。
今度こそ、バス出発。結局このとき20時過ぎ。
でもここからは銃を装備した警官も一緒に乗る。
彼はきっと北部出身の人だろうな。顔がアラブ系だった。明るい人で、オー日本人か!とフレンドリーに話しかけてくれる。
0:30、マリ側の国境に到着。パスポートを預け、スタンプをもらう。
「マリ、グッド?」と聞かれ「ベリーグッド!」と答えたくらい。
30分後、今度はブルキナファソ入国。
既にビザを持っていたが、たぶんこれは国境でも取れただろう。
ビザの申請用紙のようなものを書かされる。全てフランス語で書かれているが、国境の警察官が教えてくれる。
申請用紙には、「宗教」や「兵役の有無」を問う欄まである。
向こうから「ブッダだろ?」と言ってきたのでもう面倒くさいからいいやと思い仏教徒と記入。
その後別の検問でパスポートをチェック。
無事にブルキナファソ入国。
ラッキーなことに、このとき15日深夜1時。
私のビザはトランジットで3日間有効だったので、少しだけ得した気分だ。
もし2時間前に入国していたら滞在可能時間が短くなってしまっていた。
入国後にゲートをくぐらなければならないのだけど、このゲートが6時に開くらしくここで足止め。
バスを停車し6時まで皆就寝。
翌日バスを走らせ、9時半頃ボボジュラスに到着。
それにしてもかなり遠回りしている。
バマコ−セグー−ボボジュラス−ワガドウゴウ。
北へ行ったり南へ行ったり。セグーからワガドウゴウまで6時間だ、と言われていたが(さすがに6時間で着くとは思っていなかったけれど)、
この道のりでは10時間は余裕で越えるだろう・・。
14時頃、ようやくワガドウゴウ到着。
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