2013年1月31日

ガーナ〜ナイジェリア 2カ国越え


10日間過ごしたガーナを離れ、ナイジェリアのラゴスへ向かう。

ガーナのアクラからベニンやラゴスまでは直通のバスがいくつか出ている。
どこも値段はほぼ変わらない。
私はホスト宅から近いABC Transportを使うことに。

4時に家を出てミニバスでテマからアクラへ向かう。2.50シディ(100円ほど)。
バス停に着いたのは5時。ここでバスのチケットを取る。

紙に自分の名を書き、呼ばれた者からバス代(105シディ)を払いチケットを貰う。
荷物が20kg以内なら追加料金はかからない。

バスの発車は6時半。眠くて仕方なかった・・。

アクラ市内の渋滞にはまり、アクラを出られたのは結局8時くらいだったと思う。
それからバスをしばらく走らせ、トーゴ国境のAflao11:30到着。

出国審査を済ませ、トーゴ入国。ビザ代10000CFA支払い。

まだまだバスは走る。
ちなみにこのABC Transport、乗り心地は最高です。
みんな「汚い」「ぼろい」と文句を言っていたが、これは今までアフリカで使ったバスの中で最高。
トイレ付きでたまにジュースやお菓子なんかも配られる。
一人一席あるだけでも幸せなもんだ。

お昼ご飯も配られていたのだが、
てっきり無理矢理買わせようとしているのかと思い、断固として断ってしまった・・泣

バス内では映画やコメディのDVDが常に上映中。
正直ゆっくり寝たい私にとっては結構やかましい。
コメディもこっちのツボがどうも分からんわ・・みんなめちゃくちゃ爆笑してるんだけど何も笑えんぞ・・。


あっという間にベニン国境。このとき13時。
トーゴ出国審査のとき、トーゴビザがあることに気付いた職員が急にキレる。
「何でビザがあんだよ!」と。

何であっちゃいけないんだ、と思わず突っ込んだが、彼はきっと金が欲しかったんだろう・・。

とにかくめちゃくちゃ不機嫌で、パスポートを投げて返された。
ったく嫌なやつだぜ。

●ベニン(ベナン)

お次ぎはベニン入国局。ビザがあるので問題なく通過。
ここでガーナシディをナイジェリアナイラに換金。

ナイジェリアに入ってからだとレートがかなり低く、1500ナイラほど損する羽目に。

お腹が空いていたのでリンゴを6個くらい購入。
200円くらいだったかな。リンゴはちょっと高め。

再びバスを走らせ、ベニンの海岸沿いをバスが通過。
前の晩一睡もしていなかったのでとにかく眠い。
そして冷房がガンガンに効いていて寒い。上着を持って来るべきだったと後悔した。

18時、ナイジェリア国境に到着。
ナイジェリア時間で19時。

バスを降りた瞬間、埃っぽさと汚染で咽せた。ここの空気は最悪である。
ベニン出国は問題なく終了。

●ナイジェリア

お次ぎはナイジェリア入国局。
私は別室に入れられ、質問、というより尋問・・。

書類を書いた後、質問の数々。
定番の「滞在先は」「どこへ行くか」「ラゴスで何をするか」に加えて
「なぜ旅をしているのか」
「家族はどこにいるか」
「ナイジェリアの後どこに行くか」
「ナイジェリアを出るバスのチケットはどこだ」
「このブレスレット(腕に付けた各国からのブレスレット)は何だ」
「どのブレスレットがアフリカのものだ」
など・・。
こんなこと聞いてどうすんだ!

しかも隣にいた職員は、馬鹿にしたように私の返答を全てそのまま繰り返す。
あれが正直一番むかついたわ。
というよりビザがあんだからそこまで疑うな。ちゃんと大使館で取ったんだぞ。

入国局を出た途端、今度は賄賂たかりの嵐。360度囲まれる。
夜だから余計に多い、とバスの人は言っていた。
外国人を見つけるなり何かよくわからんことを耳元でワーワー言い出す。だまれーーー

いきなり牧師みたいに説教してくる人もいた。

考えてみてほしい。
建物がぽつぽつと立つだけの真っ暗な国境で、外国人一人でバックパックを背負って歩き、
ナイジェリア人のたかりに囲まれ、何やらわーわー騒がれる。

淡々と書いているけども、その瞬間は結構こわいものです。
こんな場所で頼れる人などいないし。

全員振り払って、ようやくバスに乗るも、なかなか進まない。
荷物チェックだ。
あとで気付いたがバックパックを開けられた跡があった。中をチェックされていたんだなー。

道は最悪である。途中一台転倒している小型のバスを見た。
その後には炎上しているバスもあった。
バスの転倒もバスの炎上もよく起こるらしい。

どうやったらそんなことが!って来る前信じられなかったが、来て納得。
自分のバスが同じ目に遭わないことを願うばかり。

バスはその後何度も停車。
何で停車しているのかもよく分からぬままバス車内で待機。

さすがに乗客の皆もイライラしている模様でした。

0:30、ラゴス到着。
はあ・・・長かった。


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